県高等学校総合体育大会 その4

第71回岩手県高等学校総合体育大会サッカー競技

昨日の準決勝、盛岡商は前半25分~終了間際に遠野高校の攻撃を、CB金野選手を中心に良く凌いでくれました。そしてアディショナルタイム1分の終了時に、左サイドから絶妙なクロスをFW山田選手が鮮やかなヘッドで先制。このプレーを予想していた方は少なかったのでは? 盛岡商が1点をリードしての後半、遠野の反撃がさらに増すなか、盛岡商CB中村選手の豪快なヘッドでの追加点は大きかった。ただ、2点リードでこのままゲームが終了するとは誰もが思っていなかったはず。追いかける遠野の2得点はどちらかといえば個人技によるもので、盛岡商の守備ミスに関係するものではなかった。結果的に、盛岡商1年生SB佐藤慎選手のゴールが決勝点となったことは本当に嬉しかった。同じ1年生で先発したGK羽田選手、MF佐藤航選手も、レギュラーの座を獲得して先発出場するからには、それ相当の結果を求められるものだと思いますし、それだけの結果を残してくれたゲームでした。

今シーズン、専大北上の公式戦の観戦は初めてでしたが、個々の高いテクニック、テンポの速いボール回し、速いプレーからの仕掛け、高速ドリブルからの突破、組織の連係プレー等、かなりの強さを感じました。実戦経験をかなり積んでいるのではないでしょうか?(新人戦の準決勝においても、攻撃力がかなり高いと感じました)。このゲームは盛岡商の選手、監督、コーチ等も観戦されていたと思いますが、今日の決勝戦にどのように対応するのか、非常に興味のあるところです。

昨日のVS遠野高校とのゲームと同様、厳しいゲームが予想されるなか、いわぎんスタジアムに向かいました。残念ながら都合により、第3代表戦の遠野高校VS不来方のゲームは観戦できませんでした。それにしても平日でありながら、この観客数の多いことに驚きを感じました。


決勝戦 盛岡商 0 - 1 専大北上

【盛岡商の先発メンバー】

---------10山田-----9羽田---------
----------------------------------
17佐藤航--7伊藤-----6欠畑-----8林下
----------------------------------
18佐藤慎--3中村-----4金野-----2村上
----------------------------------
--------------12羽田--------------

【盛岡商の交代選手】
16FW下又・5MF葛城・20DF宮野


【専大北上の先発メンバー】

--------10菅原---20岡本-----------
---------------------------------
6菊地---16鎌田----8阿部----11阿部
---------------------------------
3瀬川----5岩渕----4吉田-----2那須
---------------------------------
-------------1高橋---------------

【専大北上の交代選手】
9FW千田・21MF

【試合経過】
前半開始早々、専大北上の初シュートで先制。結果として、これが決勝点になりました。
盛岡商の先発メンバーは準決勝と同じ。一方、専大北上は準決勝で2得点のFW千田選手の代わりにFW岡本選手が出場、他はメンバーに変更はありませんでした。
盛岡商のキックでゲームが始まる。専大北上はこのボールを右サイドで展開。このボールを受けたFW菅原選手のプレーは個人的にオフサイド?と思われたが、副審は旗を上げることなくゲームは継続。FW菅原選手はゴール前にパスを送る。このパスを盛岡商はクリアミス? これを逃さずFW岡本選手がシュートを決め先制。昨日の不来方高校の失点と同じような感じでした。その後も、専大北上の流れは変わらず、中央から盛岡商側でのゲームが続いた。25分、専大北上の連続攻撃から盛岡商ゴールに迫る。専大北上FW岡本選手のシュートはゴールポストに当たり、ボールはゴールラインの真下?主審の判定はノーゴールを選択。専大北上が1点をリードし前半を終了。盛岡商の前半のシュート数はゼロのようです。
画像

後半開始から、盛岡商はFW山田選手を中盤のボランチ、MF林下選手をFWの2トップ、MF伊藤選手を右SHにポジションを変更。それでも専大北上の攻撃の勢いは変わらず時間が経過。25分以降、盛岡商はFKやCKのセットプレーでチャンスを作るものの、専大北上の堅実な守備から決めることができなかった。盛岡商は前線にFW山田選手を戻したり、長身のCB中村選手を前線に変更(その後カード2枚より退場)したものの、今日の1点はかなり遠かったようです。

盛岡商は開始早々失点したこと、専大北上の個人技に翻弄されたこと等から、集中力を欠き攻守にパスミスが目立ちました。両サイドから駆け上がり、ゴール前にクロスを上げるシーンもできず、なかなかリズムに乗れず、セットプレー以外の攻撃チャンスは少なく、本来のサッカーができなかったようです。
専大北上は念願の初優勝。私立高校勢としても県インターハイの優勝は初のようです。

盛岡商は残念な結果に終わりましたが、今日の敗戦を糧にして、東北選手権での活躍を楽しみにしています。
県大会で敗戦も、東北大会で優勝しているチームもありました・・・・


※いつものごとく個人的な見解で書き込みしています。
 誤りにはお許し願います。



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この記事へのコメント

赤×白
2019年06月03日 19:45
お疲れ様でした。とうとう私立校に持っていかれちゃいましたね…なんか寂しくなりますねぇ。 前後半のシュート数ってかなり少なかったのでしょうか? ルーキーの結果からも言えますが今後が心配です。
赤白
2019年06月03日 21:38
もう時代は終わった。
赤×白
2019年06月03日 23:35
高校生の部活でもお金を掛けないと勝てない時代になったんだと思います。公立校には真似できないですからね…。
ヒロ
2019年06月04日 20:54
シエンタさんが考えるベストのスタメンは誰だと思いますか?
選手権、来年の事を色々考えちゃって。
ヒロ
2019年06月04日 20:54
シエンタさんが考えるベストのスタメンは誰だと思いますか?
選手権、来年の事を色々考えちゃって。
盛商観戦記
2019年06月04日 21:20
赤×白さん、赤白さん、
コメントありがとうございます。
敗戦から自分のモチベーションがあがらず、書き込みが遅くなりました。

最近のゲームを観戦していて、いずれ専大北上さんが優勝することは予想できましたが、実際に結果がその通りになると、寂しくなる気持ちは同感です。
残念な結果に終わりましたが、あれだけ攻守にミス(特にパスミス)が多いゲームは、最近では記憶にないかも?
MF欠畑選手はチーム一番のテクニシャンで、ミスも少ない選手です。少なくとも前日の遠野高校さんとのゲームの影響はあると思います。
ただ、私のような応援者以上に、このゲームに出場し、プレーした選手たちは、それ以上に悔しさがあると思いますので、これを次のゲームに生かして欲しいです。
間もなくして各リーグ戦も開催されますので、ここで悔やんでいる時間はありません。

単身赴任解消後、約7年間、仕事帰りにほぼ毎日盛岡商グランドで練習する姿を見て来ています。何とか、選手権で全国大会に行って欲しいという気持ちを持って応援しています。
引き続き、皆で応援をお願いします。

 
盛商観戦記
2019年06月04日 21:34
現状では昨日のメンバーかもしれませんが、2・3年生で もっと頑張れる、頑張って欲しい選手が沢山いますので、今後のセカンドチームの活躍にも注目して欲しいです。
フィッシャー
2019年06月08日 19:49
はじめまして。30数年 盛商サッカーを応援してきて思う事ですが、個人技や選手ファーストな体質の追求がなされなければ、ますます時代に取り残されるのは必至です。また従順な選手やフィジカルの整った選手のみをよしとし、新たな個性を主張する選手を出る杭のように扱う限り、全国で勝ち抜く盛商の勇姿を見る機会は今後もへる一方ではないでしょうか。
有望な選手が盛商に興味を持って入学し、古い体質に埋もれる事が無いよう、周囲の大人が進化し変化し自己満足を捨て、気骨を持って行動すべき時ではないでしょうか。
盛商応援団
2019年06月09日 19:30
フィッシャーさん、貴重なご意見、
ありがとうございます。

いつものごとく、素人の見解です。
従来の県内の高校サッカーの勢力図は、遠野と盛商等の公立高校主体から、ここ数年は私立高校の勢力が増し、群雄割拠?となっており、県内でも勝ち抜くことは、なかなか難しくなっています。

古い体質も良い時代があったのは確かで、輝かしい歴史がありました。それを否定することはできません。
そのなかで『継続は後退と同じ』という、中田監督の心強いコメントがありました。
そして、フィッシャーさんのコメントのとおり、チームの中心はあくまでも選手であり、そして、選手のためのチームを作りが必要であることには同感します。
そのためにも、選手はゲームの中で考えてプレーすることが、以前よりも強く求められていると思います。

チームのなかには、いろいろな性格、タイプを持つ選手の集まりです。個人技の高い選手、従順な選手、フィジカルの整った選手、個性を主張する選手も必要です。
能力ある選手を、出る杭のように扱うことはないと思います。
せっかく、伝統ある盛商サッカー部に入学し、頑張る選手に対して、途中で埋もれる事が無いよう、選手を応援して行きたいものです。

フィッシャー
2019年06月09日 22:18
こちらこそ、貴重なご意見ありがとうございます。
少し言葉足らずで誤解を招いたようですが、盛商の輝かしい歴史は素晴らしいものであり、それを否定するつもりは勿論ありません。
私の言う古い体質とは盛商だけに限ったものではありませんが、スポーツ界の一部に根強く存在しているある体質をさします。
先日盛商の試合を観戦していて酷く罵声をあびせかけられる選手を目にしました。
特にミスがあったわけでもなく、何かしら事情があるのかもしれません。頻繁に練習を見学しておられる盛商応援団さんなら事情もご存知かもしれませんが、同じく盛商を永年応援している者として、また1人の人間として、全く気持ちの良いシーンではなかったですし、指導的な意志も感じられず、その後の選手のメンタルも心配です。
自身のつたない人生経験から、日頃から従順さに欠ける等の印象でも持たれてしまっているのだろうか?と感じる出来事でした。
40年前の学生スポーツでは選手に人格は存在しないに等しい時もあり、まるでその時代を思い出すシーンでした。
我々大人は大人として、20歳にも満たない選手達が健全な環境で伸びていけるよう、個人情報への適切な配慮なども考慮にいれながら、見守る責任があると常々考えますし、社会で活躍されている多くの卒業生の皆さんもそう願うのではないでしょうか。
県内の高校サッカーが群雄割拠の時代に突入した事は、かつてのように全国で上位進出するためには望ましい環境であり、その中で応援するチームがより活躍できるよう、大人が大人として自覚し、選手を真に思い行動することが求められているのだと思います。



盛商応援席
2019年06月10日 20:13
フィッシャーさん、熱いそして貴重なご意見、ありがとうございます。

先日の決勝戦、盛岡商は平日でありながら全校応援、コメントは差し控えますが、いろいろな要因が重なるなか、中田監督はかなりの重圧を感じていたのではと推測します。観戦応援している一人としても、専大北上の攻撃力に、かなりの重圧を感じたゲームでした。

学校という組織の中でのクラブ活動において、指導者と選手の間でコミュニケーションが不足することにより、目的意識のすれ違いが発生することは往々にしてあります。
指導者は自分のチームの選手に対して、期待してピッチに送り出すわけですから、決して暴言等で選手の人格を無視するような扱いは、してはいないはずです。
ゲームの状況によって、選手を鼓舞していることが、ただただ声を荒げていると、感じた方もいたのではと思います。
私は選手のプレーに期待を込めた、叱咤激励ではなかろうかと捉えています。

決勝戦を観戦し敗戦から、選手と指導者、そして応援者も同様に成長しなければと感じております。

決勝戦の翌日、正面玄関前に1年間掲げていた、インターハイ全国大会出場の垂幕が外されました。11月の選手権では何とか優勝し、再び垂幕を掲げて欲しいと強く願っています。
今後とも応援をよろしくお願いします。

フィッシャー
2019年06月11日 21:20
ご返答ありがとうございます。
先日の決勝戦とは別の話でした。

大一番の試合など、当然選手を鼓舞する声があり、試合で使い続けられることで信頼関係が構築されていく事は過去も現在も変わらないと思います。また、それなくして指導はできないでしょう。

しかし選手への期待による叱咤激励か、その他の感情か、それは事情がわからない観客席にもはっきり伝わる時があります。

日本と言う国には、明確な道徳心や良心があり、これはちょっとと言う際は、いずれ誰かが声を上げるものです。

生徒の個人情報や部活動に深く関わっておられる盛商観戦記さんにも、そのような役割が周囲からはおのずと期待されているかと思います。

名門校としての品格。選手ファースト。それらがひいてはチームのためとなり、また公立高校の教育の場であることを大人は忘れないようありたいものです。

単なる一時のすれ違いである事を祈りつつ、見守りましょう。


盛商観戦記
2019年06月12日 20:32
フィッシャーさん、
コメントありがとうございます。
私は盛岡商サッカー部の生徒と指導者の方々とは、接点はありませんが、高校サッカーファンのひとりです。
選手ファーストで今後のゲームを、観て行きたいと思います。
東北選手権の組み合わせが決まりました。盛岡商は初戦、非常に厳しい相手となりました。観戦はできませんが、選手の皆さんの奮闘を期待しています。
フィッシャー
2019年06月13日 06:54
ご返答ありがとうございます。
勘違いがございましたら何卒御容赦下さい。

年々入団する部員が減る中でも、まだまだ中学年代のトップ選手が集うチームですから。

1人1人の才能や努力が平等・正当な評価され、再びチャンピオンチームに返り咲く事を祈ります。
赤×白
2019年06月14日 22:21
斎藤先生や、市立の佐々木先生の時代はいくら特待で選手を引っ張ろうとも太刀打ちできなかっただろうと思います。お二人が第一線から退かれてから私立高もチャンスだと思ったんではないでしょうか?他県もそうですがサッカー不毛の学校が県代表になったりってそう言う事ではないのでしょうか?
90年代後半の暗黒時代と言われた時のようにならなければとOBとして心配なところです。
盛商観戦記
2019年06月15日 15:56
フィッシャーさん、赤×白さん、
コメント、ありがとうございます。
齋藤総監督が一線を退かれて、中田監督等の指導者は、かなりの重圧を感じているシーズンかもしれません。
盛岡商の伝統を継承するなか、新たな指導力を発揮していただくよう、期待しています。

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